ナナはメス猫であるが、避妊手術済なので夜だろうと朝であろうと外出自由である。
しかし、夏場はそうはいかないのだ。
なぜなら、居住地が南国の島ときているので、ゴキブリの侵入を防ぐ為、
出入り口には全て鍵かストッパーが設置されているのだ。
そこで、誰かを起こして外出する訳だが、何故だか私の所にしか来ないようだ。
ベッドにドスンと飛び上ると、ニャーニャー泣きながら頭の周りをぐるぐる回って、
それでも私が目を覚まさないと、ドンッと胸の上に飛び乗る始末だ。
それも決まって夜明け前の5時10分前後の時間だ。
夏場は、のんのの足が短くて地面に近く、日の出後は散歩を嫌がるので、6時に起床となる訳だが、あと1時間と言う頃に毎朝起こされて、部屋の入り口に荷物をおいたり、柵をしたりと毎日が知恵比べである